ラジオ難民

 一日中家にいて、朝からゆっくりテレビを観られる退役世代の人たちと違って、高齢者でありながらフルタイムで仕事に従事している私のような者には、朝の忙しい時間帯のラジオからの情報はとても貴重です。毎日の生活のリズムを守るペースメーカー的な役割があります。

ところが、週末から日曜にかけてラジオ自体がお休みモードに入ってしまうので、土曜日もフルタイムで働いている私のような者にはほとんど聴くべき番組がありません。同じようなことはテレビでもいえると思います。私がラジオに求める物は、ニュース、天気予報、最近の話題、ちょっとした豆知識、貴重な体験談等々です。

昔、まだ私が１７歳だった頃、大学受験に失敗して浪人生活を送るはめになって落ち込んでいたある朝、ラジオから流れてきた阪神巨人戦の架空実況放送（同率首位で迎えた阪神巨人の最終戦、最終回まで３点リードされていた阪神タイガースが田淵の逆転サヨナラ満塁ホームランで優勝を飾る）に思わずベッドから飛び起きて聴き入ってしまいました。その時以来、中村鋭一さんの虜になりラジオリスナー歴５０年になります。

そんな中、平日早朝の楽しみであった子守康範さんの番組が終わってしまいました。道上洋三さんも脳梗塞で入院中とのことです。そんなこんなで来週からラジオ難民になりそうです。NHKラジオは安定感あり、ニュースや天気予報だけならいいかも。防災対策も兼ねて今後はNHKラジオさんにお世話になります。