デジタル時代の心構え

昨日のデジタルデトックスの話の続きですが、科学がどんどん進歩して、我々の日常生活がより便利で快適になっていることは認めます。

しかし、一方で、なにか社会や人の心が荒廃しているような印象を受けます。私が少年時代に憧れた手塚治虫さんが描いた明るい21世紀を迎えているというのに、現実は全く違いますよね。

コンビニが発達してなんでも手軽にすぐに手に入る時代、歯科治療もコンビニ感覚でささっと簡単に終わって当たり前だと思っている人が増えています。やりにくい。

ライン、フェイスブック、ツイッター、メール、便利な道具が増えると、子供たちがそれを使っていじめをしたりする。

ATMで簡単にお金の出し入れができるようになると、それを使ってお年寄りから金を巻き上げようとする詐欺が横行する。

ゲームで平気で人殺しを体験したり、YouTubeで凄惨な動画がぼかしなしで見れたりする。そういうのはやはり人の心に悪影響を及ぼしますよね。

以前に人類はパンドラの箱を再び開けてしまったと書きましたが、こういう時代になってしまった以上、我々一人一人がどうすればよいか、自問自答していかねばなりません。

だから、そんなのは俺はいらない、アナログ人間でいいのだ、と無関心を装っているとデジタル社会から強烈なしっぺ返しをくらうかもしれませんよ。時代の進歩には着実についていく、しかし、それを正しく使いこなし、間違った使い方に対しては警告を発することができる人間にならなければならないなあと思っています。

啓蟄の今日、意外に外は寒いですねえ。

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