ポリファーマシー

歯科で投薬が必要になって患者さんに確認すると色々な薬を飲んでおられる方が多くていつも驚きます。「必要以上に薬を飲んでいる状態」や「多剤併用」や「4~6種類以上の薬を飲んでいる状態」をポリファーマシーといいます。

血圧の薬やコレステロールを下げる薬などが多いですが、他にも睡眠導入剤とか下痢や便秘の薬など何種類も服用されていて、歯科でまた薬が出たら困ると言われることもあります。歯科の投薬といっても急性期の感染症対策の抗生物質か、痛み止めぐらいがメインで、歯科単独でポリファーマシーになることはほとんどありません。

まあ、内科の先生も患者さんがあれこれと主訴を訴えた場合、それなら薬でとなり、いつの間にかずるずると投薬が続くというのが現状でしょう。日本の医者は薬を出しすぎるとよく言われますが、実際は患者さんが薬を欲しがりすぎるとも言えます。

糖尿病がひどくて生活習慣改善で治すよりも、生活はそのままで薬に頼るという人もいます。反対に、薬は嫌だ、医者通いもまっぴら、自分自身で何とかしようと生活を一変させる人もいます。私の場合は今のところ後者です。本当に困った時はドクターのお世話になりますが、自分の努力でなんとかなるのなら薬に頼らずそっちを選択します。これから先も自分自身の節制だけでやっていけたらいいのですが、こればかりはわかりませんからねえ。

皆さんも寒い冬を迎えますが、くれぐれもご自愛下さい。




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