年金のはなし

この10月で満61歳になった私めは、今月からめでたく年金受給者となりました。

私のような自営業の人間は原則国民年金ですから、年金受給は65歳から、と思いきや、私の場合、若い頃に厚生年金に3年、国家公務員共済組合に12年入っていました。その分が61歳から支給されるのです。正確にいうと、「特別支給老齢厚生年金(報酬比例部分)」です。共済組合の分は共済のほうから別建てで支給されます。

年金については色々な誤解があります。たとえば、収入の多い人は年金がもらえないと思い込んでいる人もいるようです。それは誤解です。現に私のようにまだ仕事していてある程度収入があっても年金は支給されますから。

定年まで企業で勤めあげて厚生年金保険料を納め、退職後も嘱託として会社に残って給料を貰っている私の友人の場合は61歳からはもらえないそうです。

今現在、年金は25年以上保険料を納めた人でないともらえないのですが、これでは少し厳しすぎるとの声があって、10年以上に改めることになっています。ところが、これを改めるのは、来年の10月から消費税が10%に上がってから、という条件がついているのです。まさに、飴と鞭ですね。

なにやら、昨日あたりから急に消費税10%は先送りだとか衆議院解散だとか大騒ぎしていますが、どうなることやら。消費税増税はやめて、それでも年金受給資格を25年から10年に軽減してほしいと思います。

ちょっと驚いたことがひとつあります。

若い頃阪大歯学部の病院で医員という日給月給の勤務医を3年しました。その時、厚生年金保険料が徴収されていたのですが、月給は月10万円程度の少ないものでした。

ところが、今回その時の3年の「平均標準報酬額」が19万円ぐらいになっていました。これは、昔の給与を現代に換算して補正してあるようです。この補正額に対して年金支給額が決まるというわけです。

まあ、年金については色々な議論があって、改善すべきことも多いのでしょうが、とりあえず、いただける物は大事にいただいて生活の糧にしたいと思います。

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