三年経ったら

石の上にも三年、ということわざがあります。

しかし、私は、「石の上に三年、三年経ったら別の石」という言葉のほうが好きです。その方が理にかなっています。

最近のコンビニは一年ぐらいで撤退したりしますね。コンビニより歯科医院のほうが多いなどとマスコミが面白おかしく騒いでいますが、これについてはいつか反論しようと思っています。

ひとつだけ言わせていただければ、歯科医院をぱっと外見だけで判断しても内情は様々です。お爺ちゃん先生が午前中だけ診療している歯科もあれば、ホテルみたいな外観でスタッフがいっぱいいる歯科もあります。しかし、いくら大勢の患者を診ている歯科でもコンビニの接客数以上のところはまずありえません。

マスコミの宣伝にのってコンビニより多いんだからと歯科をバカにしていると、数年後に団塊世代の歯科医がばたばたとやめていって歯科医院が激減する時代が来るかもしれませんよ。

現実問題として、歯学部の学生の半分ぐらいが女子学生になっている(薬学部が4年制から6年制になってから特に顕著)、歯科医師の国家試験がやたら合格率が下がって歯科医師免許が取得しにくくなっている、国家試験が難しくなっているので歯学部に入学する学生が減少している(一部では定員割れしている私立歯科大があるとか)、という事実もあります。

石の上に三年というけど、あるはずの石がいつの間にかなくなってしまうってこともあるわけです。

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