日本は教育後進国ではないだろうか

来年度の予算折衝で、小学校の35人クラスを40人クラスに戻すべきだと財務省あたりから議論が出ているようです。

私は一開業医で教育現場のことはよくわかりません。年に数回校医をしている小学校に歯科健診に行く程度です。しかし、そんな素人の私が見ても今回の議論はおかしいと思います。

要するに予算がないから、学校の先生を減らして、もっと働かせようというものでしょうが、現場無視の帳尻合わせでしかないように思えます。

それでなくても、学校の先生は今時大変重労働だとよくテレビで報道されています。そういう現場の声を財務官僚は知っているのでしょうか?

そもそも、35人クラスであっても、ひとりの担任の先生が35人の生徒の全てに目を届かせることは不可能に近いことだと思います。今までの日本は精神論と先生がたの献身的な努力でなんとかなってきたのだろうと思いますが、本来なら、担任以外に補助担任、事務員(秘書)などをつけ、なおかつ、学年ごとにカウンセラーなどを配置するような形にすべきです。

お金がないから、全部先生ひとりに押し付けて、それでまともな教育をしろというのは、なんだか戦前の日本への逆戻りのような気がします。

政務調査費とやらをふんだんに使って海外の教育事情を視察しておられるはずの政治家の皆さんがたはなにをしているのでしょうか。その政務調査費とか政党助成金とかいう多額の予算を教育に回せないのでしょうかね。

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