仕事の話

実は夏頃から少し仕事が忙しくなっています。

というのも、技工を一部見直して、技工物の精度が上がってセットする手間や労力が省けて患者さんも歯科医もハッピーな状況になっているからだと思います。

歯型を取る=印象採得といいますが、これに使う印象材を見直しました。

印象に石膏を流して模型を作る過程も見直しました。石膏と水の量を容器で計測していたのをもう一歩踏み込んで、重量を正確に測定して流すようにしました。硬石膏も膨張係数の低い上等の物に替えました。

新しく契約した技工所は、技工物を届ける際に必ず評価表をつけて、こちらの評価をアンケートします。これによって技工所とのコミュニケーションが密になってこちらの要望も正確に伝わるようになりました。なにより、臨床の場でどうかと考えて技工物を作ってくれる姿勢が好感を持てました。当然院長のやる気もアップします。

また、先進医療のCAD/CAM冠は別の歯科医院の技工室にある装置で作っていますが、それを担当しているのがわが息子の歯科医です。自画自賛ではありませんが、これがなかなか出来が良くて、CAD/CAM冠は術者も患者さんも大変満足度が高い技術です。

ちょっと稼働頻度が上がったもので全自動のペーストアルジネート印象材自動練和器が壊れかけて買い替える必要が出てきました。うれしい悲鳴です。

歯科臨床で最も頻度の高い技工、この見直しによって日々の臨床が大きく変わるという経験をした今年の夏でした。




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