今日は何の日?

今日は渥美清さんの命日です。1996年(平成8年)8月4日、68歳という若さでした。

渥美さんといえばフーテンの寅さんで有名ですが、寅さんの職業は香具師(やし)でした。

香具師というと、昔は香具師が抜歯をしていたのはご存知でしょうか。

私もそれは知らない世代なのですが、私が歯学部に合格した時に、今は亡き祖父が、「お前、香具師(やし)になるんか」とちょっと意味ありげな笑いを浮かべて何度も言っていたのを今だに覚えています。

祖父は上下とも完全な総義歯でよく口の中で義歯をもてあそんだりしてました。本人に詳しく聞いたことはないのですが、祖父の50歳頃の写真を見るとけっこう自分の歯が残っているのです。どうも60歳前後で急激に歯を失ったようで、その抜歯をしたのが香具師だったのでしょうか。

歯が無くなって困り果てた祖父に総義歯を作ってくれたのは技工士だったようで、祖父は義歯の話になるといつもなつかしく技工士のことを思い出していたようです。祖父にとっては命の恩人みたいな人だったのでしょうね。

戦前の日本は歯科医を養成する学校は専門学校しか存在せず(歯科医学専門学校、略して歯科医専)、敗戦後アメリカから来た調査団が日本の歯科医療の遅れを指摘して、6年制の大学で歯科医師を育成すべきと勧告したので、東京高等歯科医専が東京医科歯科大学になり、阪大に歯学部が創設されて、各地に歯科大学、歯学部が増えて現在に至るというわけです。

歯無しがそれました。

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