トライアスロン中の死亡事故

悲しい出来事ですが、トライアスロンの大会中にここ2週間の間に3例の死亡事故がありました。

このうち、1例目の徳之島で亡くなられた方は当院の患者さんの親しい方でしたし、2例目と3例目は偶然にも亡くなったのが働き盛りの医師でした。しかも、2例目の皆生大会はつくばの康(時々本ブログで登場する私の小学校時代の親友で、かつマラソンの師匠)が参加していた大会だったので他人事ではありませんでした。

マラソンとトライアスロンとどっちが危険かと検索すると、下記のサイトが出てきます。

http://jitenshasogyo.hatenablog.com/entry/2013/10/01/235623

ここではアメリカの報告を引用してマラソンとトライアスロンの死亡率に差はないと結論していますが、本当でしょうか?

今回の事故が全て水中でのものだった点や、水中はどうしても監視体制が完全でなくなるし、心臓麻痺かなにかを起こしたとしても陸上で倒れるより水中に沈んだ場合の蘇生率を比べるまでもなく、トライアスロンのほうがマラソンよりずっと危険だと私は思います。

幸い、私の場合は、昔から水泳が苦手で、トライアスロンに耐える体力もないので、今後トライアスロンのレースに出る確率は0%ですが、つくばの康には気をつけてもらいたいと思います。(きっとご本人は好きなことやって死んだら本望やぁと言うと思いますが。)

1)トライアスロンで事故…72歳水死
 鹿児島県警徳之島署は7月6日、天城町などで5日開催された「トライアスロンIN徳之島」に出場した神戸市東灘区御影石町、無職熊谷元孝さん(72)が死亡する事故があったと発表した。水死とみて調べている。
 熊谷さんは5日午前8時20分ごろ、天城町のヨナマビーチ沖約500メートルの海上に浮いているのを大会関係者が発見。病院に搬送され、手当を受けていたが6日午前、死亡した。(共同)

2)水泳競技中に意識不明、男性の死亡確認 トライアスロン
 7月19日午前8時ごろ、鳥取県米子市皆生温泉3丁目沖約300メートルの美保湾で、第35回全日本トライアスロン皆生大会の水泳競技に参加していた愛知県一宮市真清田2丁目の医師則武克彦さん(56)が意識不明になっているところを発見され、病院に搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。
 県警米子署によると、死因は水死。通常の泳ぎをやめて、立ち泳ぎを繰り返す則武さんに、カヌーで巡回中の大会関係者が気づき、競技続行が可能かを確認。則武さんは続ける意思を示し、コースに設置されたロープにつかまって1分ほど休んだ後、再び泳ぎ始めたが、間もなく顔を海水につけた状態で浮いているのをカヌーの大会関係者が見つけたという。
 今大会は水泳3キロ、自転車140キロ、マラソン42・195キロで、個人と団体の部に計1100人が参加していた。

3)トライアスロンで水泳中、男性死亡 山形・鶴岡
 7月19日午前9時20分ごろ、山形県鶴岡市鼠ケ関で開かれた温海トライアスロン大会の水泳会場で、出場していた同市みどり町の医師、今野拓さん(48)が海面に浮かんでいるのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
 大会事務局によると、水泳は鼠ケ関港内の1周750メートルを2周するコースで、今野さんは1周目を終えた所でうつぶせに浮いていた。観戦していた家族が今野さんの様子がおかしいのに気付き、大会スタッフに助けを求めたという。
 大会は、水泳と自転車、長距離走を3人で分担するリレーの部と、1人でこなす個人の部があり、計300人以上が出場。今野さんはリレーに参加していた。

コメント

  1. つくばのヤッサン2015年7月22日 9:25

    須磨海岸アクアスロン・・これは須磨の海水浴場で毎年開かれている大会で、今年この大会でも一人亡くなりよった・・。ワシもいっぺんだけ出たことある大会で、1km泳いだ後10km走るというやつで、暑いさなかに炎天下を走るのに、この大会は常温の水だけしかエイドに無い。こん時はさすがに脱水症状になりかけて、大会の後しばらくめまいが続いたので耳鼻科に行ってメヌエル病と診断されたことがあったわ・・。
     毎年一人ぐらいはどっかの大会で亡くなる人がおるのう~・・・。

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