心拍トレーニング

今は昔、私は歯学部を卒業して、すぐに歯科麻酔の世界に飛び込みました。その頃はまだ研修医制度がなかったので、同級生の多くは開業歯科医院に勤務して、早い人は2〜3年、遅くても4〜5年で開業していた時代でした。

麻酔をやりだして一番初めに言われたことは、アナログ式の腕時計を持てということでした。血圧測定と脈拍測定を全て手動でやらされました。患者さんの脈を触れて10秒間数えて6倍するか、15秒間数えて4倍するか、これにはデジタル時計よりアナログ時計のほうが便利でした。

それ以来私はどれほど多くの患者さんの脈拍を数えてきたことでしょう。

その後うん十年経て、アップルウォッチが私の脈拍数を手首で測定して毎日記録してくれるようになりました。最初は別にどうとも思わなかったのですが、自分の脈拍って、観察したらおもしろいですね。(時計つけたまま寝てしまって、後で夜中の脈拍記録をみたら50bpmぐらいまで低下していることを発見しました。)

9階ぐらいまで階段を上がっていくと、しばらくすると脈拍が120bpmぐらいになります。だんだん疲れてくると130bpmを越えます。ちなみに、個人差はあるでしょうが、脈拍が130前後が最も脂肪燃焼しやすい状態だそうです。スロージョギングで脈拍を130bpm前後に保って走ると、そんなに疲れなくて脂肪燃焼してくれるわけです。

そこで、本格的に心拍トレーニングするために、アップルウォッチとは別に脈拍数だけを持続的にモニターできるMIO Alpha2という脈拍数計付き腕時計を購入しました。脈拍数を計測する原理はアップルウォッチと同じで、時計の裏側にあるセンサーから光を出して脈拍を検知するのです。

またおもちゃが増えたので、これからは常時自分の脈拍数をモニターしながら生活していくことにします。(こんな奴、おらんやろなあ・・・)

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