パンクスタウニーはまだ夜かな?

「恋はデジャ・ブ」のストーリーですが、フィルというけっこう傲慢な天気予報士がパンクスタウニーの街に取材に出かけるのですが、タイムループ?にはまってしまい、2月2日午前6時から翌日の午前5時59分まで、同じ場所で同じ日を何千回何万回も繰り返すはめになってしまうのです。

絶望して自殺して死んでもまた6時になるとホテルの部屋で目覚めて同じ日が始まります。

初めて見た時は衝撃的な映画でしたが、昨日DVDで見直してみると、題材そのものは世にも不思議な話に出てきそうなレベルの話でした。20年以上経って映像技術も映画作製技能も進歩したからかもしれませんね。しかし、毎日毎日同じ日を送るうちにフィルが色々な体験を経て最後にはとうとうある種の境地に到達するのです。この描き方はもっと古い映画ですが、「ああ素晴らしきかな人生」の最後に通じるものがあります。アメリカ人はこういう話が好きなんですね。

我々の毎日の生活って、毎日違っているようにみえて実際は同じことの繰り返しなのではないかと思います。毎日毎日、毎週毎週同じことの繰り返し。だんだん自分も年取って同じことの繰り返しにも飽きてきて絶望が頭をよぎります。しかし、フィルが最後に至った境地に至れば退屈そうにみえる毎日もまた違うものに見えてくるかもしれません。この映画を観る意味はまさにその一点にあると私は思います。

私の個人的意見ですが、この映画に出てくる精神科のドクターのインパクトが強いですね。一瞬だけしか出てこないんですけどね。

↑主演のビル・マーレイもこんな
おじいちゃんになりました。
タイムループにいたら年を取ら
なかったかもしれませんね。

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