いかなご漁解禁

昨日はいかなご漁解禁日でした。

雨が降っていたので漁に出るのかなと思っていたら夕方に検診で来院された漁協の方から雨でも風が強くなければ漁に出るよと教えてもらいました。ただあまり獲れなかったとのことでした。

夜診療が終わって家に帰るとさっそく我が家の食卓に今日獲れたてのいかなごで家内が炊いた釘煮が出ました。この季節はこれに限りますなあ。

解禁になって獲れるいかなごはシンコ（新子）と呼ばれます。シンコの大きくなった親に当たるものはフルセ（古背）といって、明石の漁師さんの好きな魚No.1とか言われてます。
何年か前に明石の店で、シンコとフルセを乗せた丼を親子丼と称していましたが、あまりポピュラーな食べ方ではないような。

いかなごも最近は釘煮が有名ですが、私の子供の頃はあまり釘煮は食べませんでした。父親は生のいかなごを酢につけたものを美味い、美味いとよく食べていました。ちょっと大きくなったいかなごはけっこう見た目がグロテスクで、酢の味が子供の頃は嫌いだったので、私は大人になるまでいかなごは嫌いでした。釘煮の美味しさを知ったのは成人してからかなり経ってからだと思います。

釘煮というと、2013年の年末に急逝した阪大の同級生の柴谷さん（同級生でしたが年齢が５歳上なので「さん」付けで呼んでました）を思い出します。この季節になると静岡の柴谷さんからイチゴが送られてき、こちらからは釘煮を送っておりました。

いかなごの話になると話題が尽きません。