スタンドアップ！

予防医学研究者の石川善樹さんという方がおられます。

NHKのNews Webや、NHKラジオで時々お節を拝聴しています。

この方がブログに「長時間座っていると体を壊す」という記事を書いておられたので紹介します。ちょっと私的にショックだったものですから。　

「私たちは、起きている時間のほとんどを椅子の上で過ごしています。その結果、運動不足になり、ある日突然ジョギングを始めたりジムに入会してみたりします。

でも、たとえ運動していても、椅子に座っている時間が長い人は深刻なダメージを体に受けているのです。」

大事なところだけ端折って紹介しますと、

「運動をしていても、テレビをみたり車通勤をしたりと座っている時間が長い男性ほど、心臓病による死亡リスクが高かったという報告がある。」

「一日に合計して11時間以上座っている人は、どれだけ運動をしていようがいまいが、3年以内に死亡するリスクが40％も高かった。

 また、一日に合計して8～11時間座っている人は、座る時間が4時間以下の人に比べて死亡するリスクが15％高かったと報告されている。」

なぜ座りすぎは健康によくないのでしょうか？

「座ると脂肪の燃焼に関係する酵素の働きが止まってしまうのです」

座っている間に脂肪燃焼が止まるのだとすれば、私たちはどうすればよいのでしょうか？

「何時間も座り続けるのではなく途中で立ち上がり散歩などをし、足や背中の筋肉を動かせば脂肪燃焼効果が得られるようです。」

「30分毎に立ちあがり2分間散歩することを続けたら、半年で7104キロカロリー消費できるそうです。」

結論として、石川さんは、「みなさんも座りっぱなしの生活をやめて、小まめに立ち上がってみてはいかがですか？！」と提唱しています。

なるほど、アップルウォッチが時々スタンドせよと催促してくるのはこういう理論をふまえてのことだったのですね。

今まで、私は早朝ジョギングしてるから健康だろうと思っていましたが、マイカー通勤で座りっぱなし、診療中も座ってるし、空き時間も座ってパソコンをたたいてる、家に帰っても座ってることが大半で、ほとんど一日中座りっぱなしです。

これからは折をみて立ち上がったり、部屋をうろうろしたり、できるだけ座っていないようにしようと努力することにします。

詳しく知りたい方は下記のサイトを参考にして下さい。
↓
https://www.diriron.com/blog/ishikawa/